20200523若者キャリア支援実務勉強会

 

テーマ:「コロナ後の就職支援」

開催日時: 5月23日(土)午後1時から3時

場所:ZOOMミーティング

参加者64名(大学教授、大学職員、キャリアコンサルタント)

 

【メインゲスト】

齋藤光二氏(経済ジャーナリスト、元「日本工業新聞」「産經新聞」編集局)、大月康史氏(大月真珠株式会社取締役、神戸ファッション協会 企画委員)

幹事・司会 樋口秀一

 

趣旨

コロナショックで様相が一変。これまで売手市場が続いてきたが、新卒就職に大氷河期が訪れるかもしれない。

しかし今、支援の現場に過去の厳しい時代を知る人は少ない。リーマンショック後の内定取り消しや採用縮小にどう対応したのか。当時、大学で就職支援にかかわったキャリアコンサルタントたちに聞きます。

キャリア支援のことだけではなく、企業経営者、経済ジャーナリストを招いて、それぞれの視点からも検証します。

リーマンショック、東日本大震災、古くはバブル崩壊、オイルショックと今回のコロナ禍とはどう違うのか。

 

 

【勉強会の要約】

 ■コロナショックの影響

 

キャりアコンサルタント。表面的にはまだ表れていないが、昨年なら通過していた学生がNG。理系はまだ恵まれている。文

   系は選考そのものが進んでいない様子。

 キャリアコンサルタント。既卒を中心に支援している。コロナ前に応募したが、採用自体を取りやめた企業。求人は届いて

   いるが選考が未定となっている例も。それで諦めてしまう学生がいる。

 光華女子大学・上田教授。観光分野を教えているが、今回は世界中が止まっている。どこかの国が元気だとか、安全とかで

   はない。航空、ホテル、運輸サービスを目指す学生が多いが、採用が止まっている。企業からの情報が入ってこない。

   教職員でもこうした会議をしているが、保護者も巻き込むべきだ。大学が取り組んでいることを伝え、少しでも平静を

   保ってもらう。断絶してしまうことがいけない。

大学職員。学生の保護者から「子供の就活がうまくいっていないようで、院進学を考えるようだが学費が重荷。本人の希望で

   はあるが。なかなか会えないので実際にどうなっているのか不安」。大学ではコロナの影響で生活に窮する学生に支援

   金の制度がある。

 採用担当者。新卒採用は今はすべてウエブで内定出しまで進めている。他社でシステムの導入やノウハウがないところは選

   考が止まっている。また、システムがあっても、人がそれに慣れていない例もある。最終面接官が支店長など年齢が上

   の方の場合、慣れていないので急にやれと言われても難しい。それで選考が止まっている。また、本来6月1日以降に内

   定を出すルール。内定がまだ出ないことで、不安に思っている学生がいる。

 

 ■現在の経済や経営の状況

 齋藤氏。四半期ベースは出ているが、来年以降の数字はわからない。例年に比べ厳しい状況は間違いない。コロナはまだ入

   り口にすぎない。影響そのものは2年3年の中長期線になると考えるべき。

 大月氏。当社は4月は対前年比30%。今月はもっと悪い。海外比率が高く、海外からの客が来ないのが要因。企業の経済活動

   は止まっているところもあり、。一般小売が軒並み閉まり、商品自体が流れていない。緊急事態宣言が解除されてもす

   ぐ元に戻ることも考えられ余談許さない

 

■リーマンショック当時のキャリアセンター

 元キャリアセンター課長補佐。学生の就職活動は「準備の早期化、活動の長期化、求人数減少」と厳しい状況。このこと

   は、決定率・内定率の数字以上に現実の学生には影響が出て、学業への影響・4回生の空洞化もあったと思います。

   人数の確保よりも人材の質、就職サイト運営の大規模セミナー(オープンエントリー)から特定大学の学内セミナーへ

   の注力が行われた。採用効率重視が明確になった。

   学生は将来不安・危機感から、大手志向が高まり、企業分析もそこそこで、エントリーを多くするも、初期スクリーニ

   ングの難度が上がり、面接までたどりつかないという学生もいたかと思います。就職支援では、準備・活動でピークが

   くる一歩前の立ち位置が分かれ目だったと思います。

 坂間。リーマンは経済危機で世界を一巡、東日本大震災は日本の混乱。リーマンの2008年度は就活ほぼ終わって絶好調だっ

   たので大きな影響なし。秋以降に内定取り消しなどが出たが、多くの学生に影響出たのは翌年以降。超大手の採用数は

   大きく減った企業もあるが、採用そのものはあった。但し、厳選採用となり大学選別された。2011年3月に発生した震

   災は4月以降の面接時期に大きく影響し混乱した。今回のコロナは両方を合わせたような影響だ。

 樋口。今でも印象に深く残っている出来事があった。2008年10月1日、内定式で社長が内定取り消しを発表。大学から5名の

   内定者がいた。フランチャイズビジネスを支援する気鋭のベンチャー企業でコンサル志向の学生が多かった。当時の課

   長から特命で被害にあった学生の支援にあたる。部屋に閉じこもってしまった女子、これまでの想いを語り涙を流した

   男子もいた。在日で苦労したこと、家族を楽にさせたい、将来起業したい。そのためにこの会社に入社を決めた。私は

   企業に撤回を求めたり、労基や法テラスへも相談に行った。判例では10万円程度の慰謝料が取れるとのことだった。学

   生たちに伝えたところ、それに時間を費やすよりも就職活動、と言った。採用がほぼ終わっている時期だったが、会社

   訪問を再開し、社長に直に会ったりと、底力を見せてくれた。その甲斐あってみんな就職を決めた。どんなことがあっ

   ても希望を捨てない。必ず打ち手はある。これが私の若者支援の原点となっている。

 ハローワーク学卒サポーター。毎日沢山の学生が来ました。1日の相談人数が13人というのも珍しくなかったです。 地方か

   ら来ていた学生は、関西圏で就職を希望しながらも決まらず、地元に戻った学生が多くいました。 そのなかで覚えて

   いるのは、ホテルへの就職を希望しながらも、地元の旅館に内定して帰った学生です。 その方は外資系含め様々なホ

   テルを受けましたが、ことごとく不通。 採用人数がかなり絞っていることが原因だと思います。 年が明け地元の旅館

   に内定しましたが、本人は最後までホテルの仕事を希望し、旅館で働くことに納得するのに時間がかかりました。 結

   局家族の説得と私の 宿泊関係の仕事は転職が当たり前だから、 という後押しで、地元に戻られました。 今考えても本

   人にとってあれで良かったのかは、わかりません。 キャリコンとしては本人の意志を尊重すべきだったのかもしれま

   せん。 しかしあの頃就職浪人しても必ずしも就職できるかわからなかったのです。今となっては自分の思う 道を歩ん

   でいることを願うばかりです。 たしか3年は新卒扱いもその頃からだと思います。

 

■今後の採用の行方、支援のあり方

 大月。当初の採用計画は出しているが、途中でコロナになったので当初通りに採用する企業はないだろう。多くの企業は採

   用を中断している。表向きは人が集められない、対面できないという理由はあるだろうが、実際は先が見えない。現在

   の内定率が50%と聞いてびっくりしている。考え直している最中だろう。採用数を減らす企業が多いと思われる。来年

   以降については、決算を見てから。当社の各部門に聞くと固定費が増やしづらく、人を採用する状況ではないと考えて

   いる。企業的には良い学生を採用できるチャンスだとは思う。

 齋藤。アベノミクスの三本の矢は働いていない。人手不足は解決しない。企業競争が激しくなる中で、若者の使い捨てのよ

   うになり、ニート・フリーターがなかなか減らないのがアベノミクスの結果。経済や労働市場は生き物。弱者・若年層

   を含めた支援をしないと次の経済社会は築けない。

 元キャリアセンター課長。当面する「就職先」ということに視野狭窄、思考停止を起こさない。人生とキャリア、これから

   の社会にどのようにかかわっていくのか。支援する側は哲学をもって実践していくことが問われる。

   新卒就職活動時にビジョンややりたいことがなくても全くかまわない。これを伝えてあげるべきだ(陸上競技を始める

   前からその競技の適正や達成できることを思い描けるはずもない)。

   企業はマーケットの印象を考え、採用計画数はおそらく減らさず発表するところが多いと思いますが、実際採用しない

   ところも多いのではと思います。

    また、進路就職支援の特徴でもありますが、表面化しない情報、つまり相談窓口に来訪しない、閉じこもってしまう

   本来支援が必要な層の状況を把握することが大切な気がします。

 元キャリアセンター課長補佐。厳しい時期だからこそ関係性と仕組みは大事。理工系の学校推薦等で丁寧な関係・スキーム

   を長期にわたって構築していたところは、企業が離れなかった。変化するものと変化しにくいものの見極めが重要かと

   思います。

    デジタルが進行し、急激なスピードアップという時間軸圧縮が行われたと思います。変化が激しい時は、多くが、守

   りや正解探しをしがちなので、視野狭窄を防ぎ、新しい空気をすう冷静さとアクティブさが目立つと思います。未来あ

   る学生には、しっかりとした職業研究、自己分析し、学んできたやってきたことに自信をもって、身の丈志向ではな

   い、職業・社会へのチャレンジを期待したい。

 

 ■世の中の構造転換が来るのか

大月。関西は解除されたばかりで徐々に経済活動は再開するだろう。しかし、企業という観点からすると先が見えない。変わ

   るだろうということはわかるがまだ創造できない。

齋藤。構造転換は大きな問題で簡単には見えない。世の中は常に波乱に満ちているということを理解すべき。1964東京オリ

   ンピック翌年にはいきなり不況。オイルショックで就職難。円高ドル安など戦後は大きな変化があった。経済というの

   は常に大きく動いている。どっしりと構えて臨まないといけない。

    私のころも大変な就職難だったが、意図的モラトリアムが多かった。私自身も2年間の専門学校に行った。当時は終

   身雇用だったのでいいところにちゃんと入りたいという気持ちが強かった。今は、そうでもない。離職率30%。その2

   年間はさほどココと決められたわけではなったが、自分でなんとかしようというガッツは全体的にあった。今は親や大

   学の支援も含んてちょっと手厚すぎる感はある。

坂間。単なる就活困難や採用減少ではない。このコロナの中でも業績を上げる業種、直撃を受ける業種があり、今後は人の考

   え方、企業の利益の上げ方そのものが変わっていくので、数年単位でみていかないといけない。

2020年1月11日「発達障害を抱える若者へのキャリア支援」講演会を開催しました

 

「発達障害を抱える若者へのキャリア支援」の講演会を、ジャーナリストで若者に寄り添って活動をされておられる、品川裕香さんをお招きし、2020年1月11日(土)に実施しました。大学・ハローワーク・民間で若者支援を行っているキャリア・コンサルタント、企業経営者・人事担当者、大学・

教育関係の進路指導の先生方、若者・学生、父母や市民の皆様が76名皆様の御参加を頂きました。御参加頂いた皆様方からは「大変勉強になった」「専門的なお話で経験では対応できなかったことが理解できてきた」「是非、勉強を続けていきたいので、今後も継続してほしい」等のご意見・ご感想をいただきました。

 参加者のご感想を一部紹介いたします。今後、可能であれば順次参加者の御感想を紹介します。今後の勉強会につきましても、皆様方のご意見をもとに可能な限り実施したいと考えています。

(参加者のご感想より。ご本人のご了解の上、ご紹介します。)

「大変勉強になりました。脳の認知機能からの発達障害アプローチは、情報としては聞いていましたが、詳しく話が聞けて良かったです。「自分の興味・関心、好きな仕事をするのが一番いいのではないか」などと言っていたのですが、それでは本人の自己肯定感(効力感といってはりましたが)を伸ばすことにはならないと教えていただき、今後修行を重ねたいと思いました。」  (NOP法人キャリアコンサルタント)

​2019年5月16日 五十川理事長がデリバリーキャリア講座を実施しました

 

2019年5月16日(木)立命館大学経済学部の「社会政策」の授業で、五十川理事長がデリバリーキャリア講座を実施し、「自分らしく生き、自分らしく働くために-「若者・学生支援の現場」から見た社会政策とブラック企業、「経済学」や労働法規の視点から」をテーマに講義を実施しました。学生は約450名が出席。講義のコンテンツは1.ブラック企業て何だ?⇒いまどき『古いネタ』? 2.これがブラック企業だ⇒実例紹介 3.なぜブラック企業と社会政策?⇒AIやロボットはブラック企業から若者や労働者を解放してくれるのか??? 4.CaPSAYでの最近の『盛り上がり話題』と『盛り下り話題』ご紹介 5.自分らしく生き、自分らしく働くことに自信と、誇りを!! 6.質疑応答・まとめ⇒なんでも御自由に。

学生は3・4回生で就活が終了あるいは間もなく就活という転機にあり、ブラック企業の説明と社会的背景と、一方で自己肯定感を高く持ち、自分らしく働くこととそんな会社の探し方や、背景の社会諸状況等について講義した。全体に学生は自分自身の問題としても切実で、真剣に考えて受講していました。

アンケート結果では、Q1の、講義の感想として➀役に立った。興味を持った。②ある程度役に立ち、雇用身を持った。が併せて88%で、Q2の関心をもったコンテンツでは、②これがブラック企業だ⇒実例、⑤自分らしく生き、自分らしく働くことに自信と、誇りを!!が併せて82%でたた。自由記述の記入も75%以上あり、講義の理解度・満足度は比較的高いと結果であったと考えられます。

学生らが、『自己分析』ではなく『自己理解』の視点を持ち『自虐的な』『自己分析』に陥らず、自己肯定感を高められるように、若者たちと接し、応援していきたいと思います。。レクチャラーとしてはその点の社会政策的、あるいは経済学等社会・人文諸科学等の学術的な解明に、若者達が少しでも興味・関心を持ってくれれば、大変うれしい思いがします。

2019年2月16日(土) 留学生支援のスキルアップのために、キャリアコンサルタントの勉強会を開催しました

  

 留学生支援に求められる実務力を高めるために講演とグループ懇願を実施しました。

留学生支援に詳しいコンサルタントから入管法改正のポイント、留学生の現状と支援事例、課題などを学ぶ。また元留学生で人材サービス会社に勤務する立場から、留学生気質、企業が留学生に求めることなど現状を聞いた。その後の懇談会では講演者を交えて参加者と意見交換。

 京都府の外国人留学生は年々増加の一途にあり、約8500名が大学に在籍しています(平成29年度)。その半数近くが日本での就職を希望。支援の現場では特定の専門家だけではなく、キャリアコンサルタント全般に留学生対応の実務力が求められています。

 外国人留学生に日本就職で伝えるべきこと、留学生の日本での就職活動における行動・志向などを知ることが出来ました。採用側が終身雇用を前提としている今の人事方針では彼らのライフプランに合わないことが多く、また参加者から留学生の就活についてもっと具体的な事例を聞きたいという要望があり、続編を検討します。

【2018年6月4日 五十川理事長が立命館大学経済学部でデリバリーキャリア講座を行いました】

 

  高野剛准教授の担当授業で科目は「社会政策」。ゲスト講義のテーマは「自分らしく生きるために-労働者の就労状況、労働法規の概要理解-」スピーチのコンテンツは

  はじめに・・・ホットな話題⇒「裁量労働制」「高プロ」が強行採決?

  1.話題その2⇒「生活困窮者自立支援」のしくみ

  2.『ブラック企業』論:『ブラック企業』とは

  3.事例でみる『ブラック企業』

  4.『ブラック企業』の見分け方・関わり方

  5.就労支援サービスとしての、自分らしいキャリア形成支援

  6.質疑応答・まとめ(以上60分)。

 で、そのあとに京都府と滋賀県の労働基準監督官から監督官業務の紹介と採用ガイダンスのスペシャル・トークと質疑応答がありました(以上30分)。

学生は3・4回生で就活が終了あるいは間もなく就活という転機にあり、ブラック企業の説明と社会的背景と、一方で自分らしく働くこととそんな会社の探し方を主に講義した。全体に学生は自分自身の問題としても切実で、真剣に考えて受講していました。労働基準監督官のスペシャル・トークにも大変関心は高かったようです。アンケート結果では、ブラック企業について「理解がかなり深まった」「まあ

まあ深まった」が96%で、自分らしく働く会社のイメージは「かなり深まった」「深まった」が76%でともに講義の理解度は高かった。ブラック企業が話題になっており非常に関心が高い一方で、これからの自分の生き方、働き方に対しては具体的にイメージするのが難しく、「自分が何をして(就職)いいか分からない」「とりあえず大手有名企業に」といった傾向もみられるようです。

【2018年4月17日 五十川理事長が神戸女子大学でデリバリーキャリア講座を行いました】

 

 2018年4月17日(火)神戸女子大学健康福祉学部の講義で、デリバリーキャリア講座を実施しました。講義科目は「就労支援サービス」で、将来のケース・ワーカーやケア・マネージャー等就労支援者として、クライエントや企業との関係をどう構築していくのかについての視点からの講義。受講した学生は約80名で講師は五十川理事長。テーマは『現代社会の労働市場と労働法規-労働者の就労状況、労働法規の概要-」

 学生は、将来支援者としてどう関わるかの学びであると同時に、自らも就活の真最中であり、自分の問題としての企業研究とりわけ『ブラック企業』に対する関心も深く、熱心に授業に取り組んでいました。『ブラック企業? ●or○』などの設問と解説も入れ、アンケートでは『よく理解ができた』『理解が深まった』が95%を超え、全体としても『分かり易くためになった』という感想が多くありました。

 コーディネーターの松崎教授の感想は『実際のケースや対応について、現場の目線で分かり易く参考になったと思う。学生の関心は高かった。』とのことでした。

2017年11月20日(月)五十川理事長が、立命館大学経済学部「社会政策」授業・担当高野准教授で、デリバリーキャリア講座を行いました。

高野剛准教授の担当授業で科目は「社会政策」。ゲスト講義のテーマは「“Decent Work”の対極にある『ブラック企業』」。スピーチのコンテンツは1.『ブラック企業』論:『ブラック企業』とは、2.事例でみる『ブラック企業』、3.『ブラック企業』の見分け方・関わり方(以上40分)、4.自分らしいキャリア形成とは、5.自分らしく働くこと、そんな会社の探し方(以上20分)、6.京都府と滋賀県の労働基準監督官からのスペシャル・トークの後質疑応答・まとめ・授業アンケート(以上30分)。

 学生は3・4回生で就活が終了あるいは間もなく就活という転機にあり、ブラック企業の説明と社会的背景と、一方で自分らしく働くこととそんな会社の探し方を主に講義した。全体に学生は自分自身の問題としても切実で、真剣に考えて受講していた。労働基準監督官のスペシャルトークにも関心は高かった。

 アンケート結果では、ブラック企業について「理解がかなり深まった」「まあまあ深まった」が96%で、自分らしく働く会社のイメージは「かなり深まった」「深まった」が76%でともに講義の理解度は高かった。ブラック企業が話題になっており非常に関心が高い一方で、これからの自分の生き方、働き方に対しては具体的にイメージするのが難しく、「自分が何をして(就職)いいか分から

ない」「とりあえず大手有名企業に」といった傾向もみられるようだ。

2017年10月16日(月)五十川理事長が、立命館大学経済学演習3回生ゼミ「平和なエコエコノミーの創造・担当藤岡教授」で、デリバリーキャリア講座を行いました。講座のテーマは『“Decent Work”の対極にある【ブラック企業】』藤岡惇教授の担当ゼミのテーマは「平和なエコエコノミーの創造」。ゲストスピーチのテーマは「“Decent Work”の対極にある『ブラック企業』」。スピーチのコンテンツは1.『ブラック企業』論:『ブラック企業』とは、2.事例でみる『ブラック企業』、3.『ブラック企業』の見分け方・関わり方(以上40分)、4.自分らしいキャリア形成とは、5.自分らしく働くこと、そんな会社の探し方(以上20分)、6.質疑応答・まとめ・授業アンケート(以上30分)。

学生は3回生で間もなく就活という転機を迎えるので、ブラック企業の説明と社会的背景、一方自分らしく働くこととそんな会社の探し方を主にスピーチ。質疑応答・まとめ・授業アンケートにも時間をとった。全体に学生は自分自身の問題としても切実で、真剣に考えて受講していた。

アンケート結果では、ブラック企業について「理解がかなり深まった」「まあまあ深まった」が全員であったが、自分らしく働く会社のイメージは「深まった」が66%「普通」が33%であった。これはブラック企業は話題になっており非常に関心が高い一方で「自分が何をして(就職)いいか分からない」「とりあえず大手有名企業に」といったムーブメントの現れなのかもしれない。

2017年10月8日(日)AM10時から、NPOでネット放送局の三条ラジオカフェの番組Kyoto Happy NPOで、30分間にわたり五十川理事長が出演しました。「若者が自分らしく生きるのを応援する」ことが、CaPSAYのミッションであり、そのためにマッチングカフェや外国人留学生支援の活動、「イソじいのキャリア相談室」「留学生キャリア相談」「デリバリーキャリア講座」などの事業活動の紹介をしました。当日の放送は、下記のURLからアクセスしてください。

 

  http://radiocafe.jp/200310001/episodes/2017-10-8oa/

2017年8月20日(日)と27日(日)の両日にわたってKBS京都放送の人権啓発番組「明日への歩み」(提供:京都市)に五十川理事長が出演しました。8月20日は『ブラック企業の根絶を』27日は『ブラックアルバイトは我が国の未来を潰している』というテーマ。

 『ブラック企業』では、デーセントワークの対極にあるブラック企業に対する分析・批判と「日本のリーダーも、立場は全く異なりますが中小企業の社長さんも勇気をもって、そして労働者の皆さんも本気でブラック企業の根絶を目指しましょう。過労死など、世界に日本の品格が疑われることを根絶し、世界に恥ずかしくない日本に向かって一歩前進しましょう。」と問題提起しました。

 『ブラックアルバイト』では、若者・学生を搾りつくし人格破壊に繋がってしまう事に対する社会的な背景を説明した。そして『誰にも若者・学生がのびのびと自分らしく生き、学びと成長を獲得することを阻害する権利は全くありません。我が国の未来の担い手が自分らしく生きていくのをみんなで応援しませんか。』と呼びかけました。

 

 放送は各4分。聴取希望者は五十川まで(090-4305-5123)

2017年9月2日(土)13:30から京都府中小企業会館で「京の社長とHW・大学職員が本音で語る採活膝づめカフェ」を開催しました。

主催は京都府中小企業家同友会求人委員会、協力がNPO法人CaPSAYで企画提案からカフェの進行、ファシリテート等、セミナー全体のコーディネートを担当しました。

参加者はCaPSAY4名、中小企業家同友会事務局1名、中小企業家8名、HW・大学職員:16名(滋賀HW、梅田HW、立命、同志社、京大、京都橘、帝塚山、聖母短大、京産大、他)

 企業家と職員の名刺交換会のあと、3グループに分かれて「どうすれば若者・学生に中小企業の本当の情報を理解してもらえるか」を問題提起としてワールドカフェ方式でグループワーク。25分3タームで進行。活発な意見のやり取りがあった。企業家側からは「サポーターの本音が聞けて良かった」「HW・大学職員の話が聞け、自社ができてないことがはっきりした」「本音の話が聞け、アピール不足を感じた」等々の意見・感想。職員からは「中小企業においては企業の魅力的なところをどう学生に見せていくのか、ネットでの情報発信も含め大切になってくる」「中小企業の社長さまたちが、採用広報や若者の支援にこんなにも力を入れているとは知らなかったです」等様々な意見・感想が出されました。共通して、大変有意義であった継続してこういう機会を持ちたいという意見がほとんどでした。

 アンケートの結果、企画の満足度は企業家では100%であった。中小企業家の採用に対するニーズは高く、「売り手市場」と言われる中で採用難の状態で、いかにして若者・学生に中小企業の本当の情報を知ってもらうかが、大きな課題となっている。学生・若者と向き合う現場にいる職員と同じ問題意識を持っており、共通理解としていくために今後も継続したいとの意見が多かったです。

2017年6月18日(日)14:00から「ひと・まち交流館京都」にて、キャリアコンサルティング・カウンセリングの勉強会を実施しました

主催:NPO法人 CaPSAY、日時:2017年6月18日(日)14:00~17:00、場所「ひと・まち交流館京都」2階 

講師:八阪義浩 

ファシリテーター: 樋口秀一(NPO法人CaPSAY)

参加者:各大学、ハローワーク所属、及び自営キャリアカウンセラー・コンサルタント15名

 

第一線のキャリアコンサルタントが集まり、「プロのキャリアコンサルタントとは」というテーマで勉強。講演では積み重ねてきた実践と理論を述べ、プロの支援者としての要件、目指すべき成果を明らかにした。

ディスカッションでは支援の現場で日々直面している疑問や課題を拾い上げ、具体的な対応を検討した。

キャリアコンサルタントとしてあるべき姿・原則について学ぶことで、日頃の業務と紐付けながら振り返ることができることを目指す。

 フリートークでは、グローバル化、多様化が進行する経済・社会で、その波に揉まれて「生きづらい」と感じる若者がたくさんいる。そうした若者がやっとの思いで相談に来る理由は、叱られるためではない。エントリーシートにケチを付けられるためでもない。指導、添削など就職対策の名の下に自分の考えを押し付けていはいないか?若者が自律・自立して人生を歩むために、どのように支援するのかを考える。などが話された。

 

2017年8月2日(水) 留学生と企業の交流会(マッチング・カフェ)を開催しました

主催:NPO CāPSAY、日時:2017年8月2日(水)13:00~17:00、場所:京都府国際センター

・スタッフ:片山、樋口、蒲、・参加企業:岡安ゴム、ジェニック、東洋レーベル・東洋ケース

・参加学生:17名(立命館大6・同志社大1、関西学院大2、関西大1、龍谷大1、大阪市立大1、神戸大1、長浜バイオ大1、関西外国語大1、武庫川女子大2)

※13:30~13:50 三田常務理事挨拶&企業紹介、13:50~16:40 交流会(企業説明&質疑応答)3ターム

※ターム40分で3ターム、1タームごと20分間の休憩

※16時40分~17時まで企業の方と意見交換:交流会のテーマはマッチング支援・定着支援の在り方について。

※事業の成果や感想は以下のとおりです。

  1. 1)5年連続で取り組んでいる企画で、企業・学生双方とも満足していただいているイベント

  2. 今回は立命館大学だけに集中することなく、関西全域から学生を集められたことに意義があると思う

  3. 事業内容・求める人材、採用情報だけでなく、企業側が「留学生の採用をどう見るのか」まで教えてもらえた(学生所感)

  4. 企業の方が、近くに感じた。とてもいい交流会だと思います(学生所感)

  5. 中小企業の魅力を感じました。中小企業でも海外展開しているので、国際舞台で活躍できると感じました(学生所感)

  6. 直接いろんな話が聞けて、とてもよかったです(学生所感)

  7. 参加学生全員と直接話ができることは素晴らしい(企業所感)

  8. モチベーションの高い学生と直接話ができることに魅力を感じる(企業所感)

 2017年5月20日(土)午後1時から、産経新聞社大阪本社において、外国人留学生と日本企業とのマッチングカフェ(ミニ交流会)を実施しました。主催はフジサンケイビジネスアイ社で、CaPSAYは全体のコーディネートから運営全般を担当しました。

 参加者は外国人留学生7名、企業1社、他にCaPSAYから2名、フジサンケイビジネス社から1名が参加。マッチングカフェは①企業説明、②選考スケジュールの説明と質疑応答、③企業説明(事業内容や経営理念、海外戦略、福利厚生などの説明)、④質疑応答(選考に関する具体的な質問も含めての質疑応答)を行い、CaPSAYのファシリテーターが双方のサポートを担当しました。

 このマッチングカフェは5年連続で取り組んでいる企画で、企業・学生双方とも満足していただいているイベントとなっており、①学生側にとっては事業内容や経営理念、海外戦略、福利厚生、採用された元外国人留学生働き方などの説明を一方的に聞くだけでなく、直接質問できること、②企業側は参加者全員と生の声を聴きながら説明&直接話ができるといったメリットがあります。

 今回のマッチングカフェも外国人留学生と日本企業のマッチングに大いに有効であるとの評価を得ています。

 

外国人留学生のキャリア形成支援に関わる勉強会を開催しました

  2017年5月13日、午後2時~4時、京都府国際センターにおいて、外国人留学生のキャリア形成支援に関わる勉強会をCaPSAYが主催で開催し、ハローワーク職員、大学キャリアセンター職員、キャリアカウンセラー・コンサルタント16名(他にCaPSAY、国際センター職員等8名)が参加しました。

   勉強会は就活支援方法についてCaPSAYの蒲氏が講師として①就職支援ガイダンス(学生向け:京トゥモローアカデミーセミナー紹介)、②外国人留学生人材採用・活用セミナー(企業向け:滋賀経済産業協会)、③ESの添削事例紹介(具体例:日本人学生との違い)、④相談(カウンセリング)・ワークショップで使用する資料の紹介、⑤高度人材としての心構え、について報告しました。

   続いて、外国人留学生キャリア形成と雇用について京都府国際センターの谷川氏が講師で①外国人留学生を指導する前の基礎知識、②外国人留学生を指導する上での注意点、③入国管理(ルールの変更・申請NGの事例・最新の申請傾向等)について報告し、引き続き、最新の留学生事情の報告と質疑応答が行われました。

   各大学のキャリアセンターやハローワーク、あるいはフリーでキャリアカウンセリング・コンサルタントで実務を担当されている方を対象に日本人学生と外国人留学生の違いを説明しながらの勉強会で、具体例を出しながらの内容は大変有効だったとの評価が得られました。

2017年4月21日 五十川理事長が神戸女子大学でデリバリーキャリア講座を行いました

 

 2016年4月21日(金)神戸女子大学健康福祉学部の講義で、デリバリーキャリア講座を実施しました。講義科目は「就労支援サービス」で、将来のケース・ワーカーやケア・マネージャー等就労支援者として、クライエントや企業との関係をどう構築していくのかについての視点からの講義。受講した学生は約80名で講師は五十川理事長。テーマは『(現代社会の労働市場と労働法規)「支援者は『ブラック企業』をどう捉え、どのように関われば良いのだろうか」

 学生は、将来支援者としてどう関わるかの学びであると同時に、自らも就活の真っ最中であり、自分の問題としての『ブラック企業』に対する関心も深く、熱心に授業に取り組んでいました。『ブラック企業? ●or○』などの設問と解説も入れ、アンケートでは『よく理解ができた』『理解が深まった』が95%を超え、全体としても『分かり易くためになった』という感想が多くありました。

 コーディネーターの松崎教授の感想は『実際のケースや対応について、現場の目線で分かり易く参考になったと思う。学生の関心は高かった。』とのことでした。(写真は2015年4月撮影)

​京都中小企業家同友会の”採活”セミナーで、理事長と片山正会員が、プレゼンテーションを行いました。

2017年4月18日(火)、京都府中小企業会館において同セミナーが開催され、CaPSAYから五十川理事長と片山会員が話題提供や問題提起を含めたプレゼンテーションを行いました。今年度は昨年以上に『売り手市場』などといわれ、大手有名企業は早くから多くの新卒生の確保を図り囲い込んでいます。そんな中で中小企業の学生・若者採用は大変厳しくなっています。

 まず片山会員が『中小企業のための 基本からの採活セミナー』として、1.大学生の就活事情2.企業の採活発信力 3.人財、戦力化に向けて一考察について、40分の報告と20分の質疑応答。続いて五十川理事長が『自分らしく生きる若者・学生とのマッチングが適う 裏技とキラーワード』を40分の報告と20分の質疑応答で行いました。グループワークは時間の関係でできず、ワークシートをお渡しし、個人ワークでお願いしました。

 30名以上の社長や責任者が集まられ、質疑応答でも積極的な発言が多く活発なセミナーとなりました。引き続き実践的・実利的な『採活セミナー』パート2、3を提案しています。

「大学生の保護者のための 無料 就克セミナー」を開催しました

 2017年2月11日(土・祝)午後に、『ひと・まち交流館京都』で「就活に苦労している子供にどう関わったらいいのか」「本人のやりたい仕事に就くにはどうしたらいいのか」「内定をもらったけど、ブラック企業ではないだろうか」「いい会社の探し方は」などの心配をされている大学生・若者の保護者の皆様のための【無料 就克(しゅうかつ)セミナー】を開催しました。CaPSAYの会員・協力者で、現役の大学キャリアコンサルタント、元ハローワークの若者ジョブサポーター、元企業人事部長らによって、1部スペシャルトーク、2部パネルディスカッション、3部個別相談を行いました。約30名の参加で、殆どの保護者から『分かり易かった』『参考になった』などの声が聞かれました。 2017年2月11日(土・祝)午後に、『ひと・まち交流館京都』で「就活に苦労している子供にどう関わったらいいのか」「本人のやりたい仕事に就くにはどうしたらいいのか」「内定をもらったけど、ブラック企業ではないだろうか」「いい会社の探し方は」などの心配をされている大学生・若者の保護者の皆様のための【無料 就克(しゅうかつ)セミナー】を開催しました。CaPSAYの会員・協力者で、現役の大学キャリアコンサルタント、元ハローワークの若者ジョブサポーター、元企業人事部長らによって、1部スペシャルトーク、2部パネルディスカッション、3部個別相談を行いました。約30名の参加で、殆どの保護者から『分かり易かった』『参考になった』などの声が聞かれました。また、日常的な情報交換や相談に対応する【就活ファミリーサポートクラブ(会員)】(有料)のご案内も致しました。
「企業家と外国人留学生のミニ交流会(マッチング・カフェ)」を開催

2016年8月6日、滋賀県勤労福祉センターにおいて、『企業家と外国人留学生のミニ交流会(マッチング・カフェ』を開催しました。

参加は企業が1社(3名。メーカーで滋賀県の企業)、外国人留学生が6名日本人学生1名。前半は企業の説明・海外戦略と採用情報の説明があり、後半は質疑応答がありました。企業側は求める留学生や期待する仕事について、留学生は会社の理念や考え方、福利厚生などの話を、『腹を割って』話し合い、相互理解を深めました。企業側、学生側共に2時間30分集中した時間の共有ができ、このようなミニ交流会が、本音で話し合える環境の提供となることが最大のメリットでした。

外国人留学生のための日本企業理解ラウンドテーブルを開催

2016年7月9日、京都府国際センターにおいて、『外国人留学生のための日本企業理解ラウンドテーブル』を開催しました。

参加は企業が3社(5名。メーカー1社、商社1社、その他1社)、外国人留学生が15名。1ターム45分で3ターム行い、企業側のプレゼンと質疑応答、グループディスカッションとフリーセッションでの交流を行いました。年複数回の開催で4年目になりますが、留学生にとっては事業内容、海外戦略や企業理念を一方的に聞くだけでなく、直接質問ができ、企業側にとっては参加者全員と直接話ができるということで、例年双方にとって満足度の高い企画となっています。

​今後はよりマッチングに繋がるような運営を検討していきます。